2009年4月1日

新しい年度を迎えました。

みなさん、こんにちは。フォトグラファーのTetsuです。
いよいよ4月になりました。大切な仲間との別れと新しい出会いを経験する季節ですね。みなさんの周りの桜は綺麗に花をつけていますか。桜の花景色に季節が巡っていることを教えられます。
今日は私の出身の香川県の有名なお坊さん、空海の言葉を紹介します。
「心暗きときは、すなわち遭うところ、ことごとく禍なり。
眼明かなれば、途に触れて皆宝なり。空海(774-835)の『性霊集』第八のからのことばです。
私は次のように感じました。
真っ暗な夜に全く明かりをつけないで部屋の中を横切ってみましょう。普段生活の中で必要な家財道具が行く手を遮り、頭をぶつけ災いに感じることでしょう。見通しがきかないときは次に何かにつまずいたらどうしようと、何に対しても不安や恐怖を感じてしまいます。これは視力にたよったことだけでなく、将来に対する見通しにも当てはめることができるでしょう。昨年より世界的な不況が長く続いています。私も職を辞してよりしばらくは、命の洗濯、心のリハビリと、息抜きを続けながら当てのない毎日を不安な気持ちにおそわれながら暮らしておりました。しかし、初めてづくしの経験したことのない事柄ばかりの毎日でしたが日々新しいことを覚えていくうちに「会社勤めをしていたころには気付かなかったことを気付かせてもらっている」と思うようになりました。そして周りの事、移り変わる自然の景色、人と人とのつながりや争い、日本の違う地域で暮らしている方の生活の違いなど、いろいろなものを見させていただきました。その結果周りの事が今までよりすーっと分かるようになってきました。そして周りがよく見えるということは、私が経験できることがとても価値のあることでありありがたい人生を生かされていると自然に感じるように変わってきた気がいたします。もちろん良いこと、良くないこと、それぞれの経験した一年でした。たとえ同じ出来事があったとしても、感じ方が闇雲の中でのものであれば禍と感じ苦しむものも、理解できることで宝のような経験と感じることも同じ事柄から生じる事だと感じています。ブログのタイトルに前向きになれる方法という副題がついていますが、さくらさく、今になってやっとつながったような感想です。
今回は少し改まった内容でしたが、また、普段の何気ないレポート続けていきたいと思います。
それではまた。

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