2009年8月27日

スタジオ七つ道具 その2

みなさん、こんにちは。フォトグラファーのTetsuです。
スタジオで使い勝手のよいもの七つ道具その2です。
スタジオでは、モデルさんに目線の案内をするときによく向いてもらう方向にかんしては、何か目印になるものをよくつけています。ここまではよくある話。
私のスタジオには、一日に10名以上のお客様が来店され、お一人あたり25ポーズ位のバリエーションで撮影します。そしてそのポーズ数の中でも違う目線の方向で撮影したりするのでとにかく撮っている数が膨大です。
その中でお客様に目印になる物を指示したとして、お客様はこのスタジオへ初めていらっしゃるかたばかりです。その方に目印を説明したとして、いったいどこにあるのかキョロキョロされることばかりでした。目線のバリエーションを増やせば撮影時間もかかり効率があがりません。初めての人に分かりやすく、また位置情報の連想もできるような周期性があるもの。また言語や、個人の認知力に差のない分かりやすいものと考えたところ、ついに閃きました。
目印に数字を並記することにしたのです。数字には順序がありその周期性を利用して次の目印の位置も想像できるようになったようです。撮影効率があがりその他のことに集中できるようになっています。写真のバリエーションも、お客さんの表情もよいものとなっています。
数字(Number)を使うことからN Systemと呼んでいます。 また数字だけでなく、人間の知覚に有効な色彩情報を合わせた目印を利用しています。撮影序盤のまだ慣れていないお客様に撮影のリズムを飲み込んでいただくために非常に有効なシステムだとおすすめします。
それでは、また。

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